ニキビがひどくなる前にもう一度チェック。基礎化粧品の基本的な使い方

はじめに

このページでは

  • いつもはできないニキビが突然できて早く治したい。
  • とにかくニキビが酷い。家でのケア方法を知りたい
  • ニキビを基礎化粧品でケアしたいと考えている

という人のために

「ニキビができている、もしくはニキビができやすい人の正しい洗顔、保湿のやり方」について解説しています。

他のページ同様、「しっかりと理解した上でニキビを治していくべき」という考えからちょっと長くなっています。

流し読みをして気になる部分があったら読んでみてください。

 

ニキビ肌の人のための「肌に負担をかけない洗顔のポイント」

まずは最初に「ニキビに悩む人のための洗顔のポイント」を簡単に解説していきます

大事なことは「洗顔の目的は肌の余分な皮脂、汚れや古い角質を落とすこと」ということです。

「ニキビを治すこと」ではないことに注意して下さい。

1,洗顔石けんはきちんと泡立てる

洗顔のタイプにもよるのですが、洗顔石けんが汚れを落とすのは「泡」です。

泡が毛穴や細かい肌の凹凸の汚れを包み込んで落としてくれるんです。

手でゴシゴシ擦るように洗うと、ニキビが潰れたりするのに加えて、汚れが落ちないので良いことがありません。

手のひらや指で肌を泡でなでるように洗うのが一番肌に負担がかかりません。

手で粘りのある泡を吹い作れるなら構いせんが、基本的には泡だてネットなどできちんと泡立てて使うようにして下さい。

2,泡を長時間のせすぎない

これもよくやりがちなのですが、洗いすぎるのは逆効果です。

洗顔すること自体、肌に負担がかかります。泡を長時間肌に乗せておくと、それだけ肌表面の皮脂と水分が奪われます。

洗顔で取るのはあくまで「余分な皮脂」であって、皮脂を全て取ることではありません。

皮脂はニキビができない健康な肌にとってとても大事な働きをしています。

なるべくササっと泡を洗い流すようにするのが◯です。

3,お湯の温度は必ずぬるめに

洗顔のお湯の温度はぬるめにしてください。

というのも、シャワーなどは普通40度前後のお湯なのですが、その温度だと皮脂が取れすぎて肌が乾燥して負担額かかります。

オイリー肌の人は皮脂を取るためにやってしまいがちなんですが、これはやめたほうが良いです。

一見皮脂は取れて良さそうに感じるのですが、汚れは取れているかは別問題なのが理由です。

洗顔フォームや洗顔石けんで十分余分な皮脂は取れているので、熱めのお湯で皮脂を取りすぎないように注意して下さい。

お風呂で洗顔する場合、シャワーの温度は洗顔には熱めであることがほとんどです。

温度を変えるのも面倒なので、シャワーを当てる距離を伸ばすことで、ある程度ぬるま湯でゆすぐことができます。

洗顔にベストなお湯の温度は31〜32度と言われています。

「結構ぬるいけど大丈夫かな?」という位の温度がちょうどいいです。

化粧水の使い方のポイント

次に化粧水の使い方のポイント解説します。

化粧水の目的は

  • 洗顔で失った肌の水分を肌に補給すること
  • 洗顔で取った皮脂膜のない無防備な角質層に有効成分を浸透させること

の2つです。

ニキビのできない肌環境をする上で、洗顔後の化粧水での保湿ケアは必ず必要です。オイリー肌の人も冬場はもちろん夏も必ず洗顔をしたら化粧水で保湿するようにしてください。

保湿をしないと、肌が水分不足を感知、それを守ろうと皮脂を分泌するようになります。

これが積み重なってオイリー肌になります。

男性は女性と違い、化粧水で保湿する事が少ないと思うのですが、男性も必ず化粧水で保湿するようにしてください。

1,タイプに合った使い方をする

一言でニキビケア化粧水と言っても、実は3タイプの化粧水があります。

その中でもピーリング効果のある化粧水はパッティングではなく、コットンで拭き取るように使います。

ピーリング化粧水というのは角質層を溶かす化粧水なので、肌に浸透させる使い方はしません。

容器の裏側に使い方が書いてあるので、必ず確認してから使ってください。

2,必ず洗顔後から5分以内に保湿を

洗顔をしたらできるだけ早く化粧水で保湿をしてください。

肌がつっぱりだす前に化粧水でしっかりと保湿することがすごく大事です。

肌が突っ張った状態は、それだけで肌に負担がかかっている状態ですし、肌の水分不足を感知して皮脂を分泌しようと体が反応します。

これによって肌のバランスが崩れて、肌が弱ったり、皮脂が毛穴に詰まってニキビができる原因になります。

洗顔をしたら5分以内に化粧水でしっかり保湿してください。

3,どういうメカニズムの化粧水なのかきちんと把握してから使う

これはニキビケア用の化粧水を使う時に一番大事なことなんですが、使っている化粧水が「どういうメカニズムでニキビをケアする化粧水なのか?」を把握して使ってください。

化粧水は洗顔と違って、肌との相性、美容液や乳液との相性が大きく出てきます。

配合している有効成分と、ニキビを予防したりケアする考え方が基礎化粧品を作っているメーカー毎で違うからです。

「どんな成分がどんな目的で配合されているのか」を把握した上で「それは自分の肌にあっているのか?」を実際に使ってみて確認する必要があります。

これはパッケージの表だけみてもわかりません、裏の成分表をみて自分で判断する必要があります。

このページの一番下で紹介している他のページで解説していますので、是非読んでみてください。

美容液と乳液の使い方のポイント

最後に美容液と乳液の使い方について解説します。

美容液と乳液の役割は

  • 化粧水で補給した水分が肌から逃げないようにフタをすること
  • 有効成分を肌に浸透させること

の二つです。

「美容液は必要ない」という人もいれば「美容液は必ず必要」という人もいます。

管理人はニキビができやすい人、ニキビ肌の人にとっては必要だと考えています。

化粧水を付けてその後何も付けないと、肌が乾燥するからです。

年を取っても肌が綺麗な女性って大体きちんと美容液まで付けています。

特にニキビがひどい時くらいはお肌に贅沢させて上げても良いと思います。

1,化粧水が肌に馴染んだら、できるだけすばやく使う

化粧水が肌に馴染んだら、なるべく早く美容液か乳液をサッと肌に馴染ませてください。

刷り込むようになるのではなく、優しく肌を包み込むように、ムラがないように付けるのがポイントです。

洗顔後は肌が皮脂膜を失っているため、良くも悪くも無防備の状態です。

雑菌も侵入しやすいですが、その分成分も浸透しやすいのが洗顔後の肌の状態です。

美容液の成分をしっかり肌に与えるためにも、間を置かずに使うようにしてください。

2,化粧水との相性がすごく大事

すごく大事なことなんですが、ニキビケアの美容液は化粧水との相性がすごく大事です。

相性というのは、できるだけニキビケアのメカニズムを同じ系統、タイプのもので揃える、ということです。

ここさえ揃っていれば無理にライン使いする必要もありませんし、プチプラアイテムをうまく組み合わせてのケアも○です。

※このページの一番下で解説ページの紹介をしていますので、読んで見てください。

3,顔全体ではなく、気になる部分だけでOK

これは人によりますし、どちらでも良いのですが、美容液や乳液は乾燥やニキビが気になる部分だけでも大丈夫です。

もちろん顔全体が乾燥している場合は、顔全体に付ける必要があります。

例えば「顔のTゾーンだけは全く乾燥していないし、ニキビも全くできない」というようでしたら無理にそこまで付ける必要はありません。

というのも、ニキビケア機能のあるアイテムは、少なからず肌に刺激があるものだからです。

人によって肌の状態が違うので「顔のここの部分には付ける必要はありません」と言うことはできません。

実際に付けてみて自分の肌の変化を見ながら、試しながら自分に合った付け方を見つける必要がどうしてもあります。

最後に特に大事なポイントをまとめます。

洗顔の使い方のまとめ
  1. きちんと泡立てる。苦手な人は洗顔ネットで
  2. 泡を長時間乗せすぎない
  3. お湯の温度はぬるめに。31〜32度がベスト
化粧水の使い方のまとめ
  1. 使う化粧水がどのようなメカニズムでニキビに効果があるのかを理解してから使う
  2. 洗顔してから5分以内に保湿を
  3. タイプによって使い方が違うので使い方をきちんと把握する
美容液&乳液のまとめ
  1. 美容液の成分を肌に与えるために、化粧水が肌に馴染んだらさっと使う
  2. 化粧水との相性は必ずチェック。わからないなら無難にライン使いorプチプラアイテムと組み合わせる
  3. 顔全体に使うと重い場合は、気になる部分だけでもOK

とちょっと当たり前の話ばかりだったかと思いますが、基本的な使い方を解説しました。

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