ビタミンC誘導体化粧水、ニキビにオススメ厳選6選+α|注意点とニキビに効果的な理由も解説
このページでは
- ビタミンC誘導体の効果や魅力
- 他のニキビケア成分とは何が違うのか?
- どんな人に効果があってどんな人にはないのか?
- ビタミンC誘導体化粧水や美容液では何がオススメで人気なのか?その理由
などについてできる限りわかりやすく書いていきたいと思います。
ビタミンC誘導体ってそもそも何?
答え:ビタミンC誘導体は、化粧品にすると成分がすぐに壊れてほとんど肌に浸透することのなかったビタミンCを、肌に浸透するように安定化させたもの
ビタミンCはシミやくすみ、ニキビ跡の原因であるメラニンの予防や、抗酸化効果、肌のキメを整えるなどの美肌効果があるので、昔から化粧品としてはよく使われてきた成分なんです。
がしかし、
実はビタミンCという成分自体がすごく不安定で、化粧品に配合しても成分が壊れてしまい、肌に全く浸透しないという欠点があるんです。
一言で言うと、化粧水や美容液として塗ってもビタミンCの効果は全く発揮されていないので、意味がないのです。
なので、今でも洗顔や化粧水などの成分表にビタミンCと書かれているものが普通に売っていますが、悲しいことに配合されていることに意味はないんです・・・
その問題を解決して、肌まで届くように改良したものがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体には水溶性ビタミンc誘導体と、油溶性ビタミンC誘導体があります。
皮膚に吸収されやすい水溶性ビタミンC誘導体
- リン酸型ビタミンC
- アスコルビン酸
- アスコルビルエチル
皮膚に吸収されやすく、化粧水や美容液に配合されることが多い。
過剰な皮脂の分泌を抑制する効果が高く、真皮での効果は12時間と言われています。
敏感肌の人は高濃度になると刺激等を感じる場合も。
・油溶性より安価。
吸収に時間がかかるが持続性に優れた油溶性ビタミンC誘導体
- テトラヘキシルデカン酸アスコビル
- ステアリン酸アスコビル
本来水溶性であるビタミンCに油を結合させたもので、クリーム等に配合されることが多いです。
吸収に時間がかかるという欠点がありますが、浸透力と効果の持続時間が水溶性より高く、刺激が弱めなのが特徴です。
水溶性に比べてお値段高めです。
他にも、アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)というさらに浸透力が高くなったものがあります。
製造するのが難しく、ビタミンC誘導体自体を配合した基礎化粧品自体の数がかなり少ないですが、水溶性ビタミンC誘導体を使っているのが主流です。
ビタミンC誘導体のニキビケア3つの効果と注意点
ビタミンC誘導体の効果をニキビケアに限定すると、簡単にまとめると3つあります。
- 皮脂の過剰分泌を抑える
- メラニン色素を還元して、色素沈着を防ぐ
- 肌をなめらかにし、新陳代謝を促す
みてわかると思いますが、ビタミンC誘導体自体には「ニキビを治す」とか「治りを早める」という効果効能はありません。
- ニキビの原因となるバランスの崩れた肌質を改善すること
- ニキビの原因となるストレスや肌の雑菌に対して強い肌にする
- ニキビの色素(赤ニキビ)に作用して、ニキビ跡となることを防ぐ
この3つがニキビに対するビタミンC誘導体がしてくれることです。
サリチル酸のようにニキビを直接殺菌したり、グリチルリチン酸のように抗炎症作用で炎症を抑えるのではなく、肌バランスを整えて、ニキビに対して強い肌に戻すことを目的とした成分です。
ビタミンC誘導体が、白ニキビができやすい人&赤ニキビが多い人にもオススメできる理由
ニキビに直接効果がないのに、じゃあビタミンC誘導体がニキビに良いの?
ということなんですが、実はビタミンC誘導体の「皮脂の過剰分泌を抑える」という効果と「ニキビの色素に作用する」という効果があるからです。
白ニキビはオイリー肌であったり、純粋に毛穴に皮脂が詰まってできるニキビです。皮脂の分泌量が適正化されることで、白ニキビができやすいという肌質改善になります。
一方で赤ニキビの場合は、赤い色素の定着を抑えてくれる働きがあるので効果を実感しやすいです。
VO-VCというビタミンC誘導体を使った時とそうでないときは、赤みの数と面積がそれぞれ半分くらいになるという※データもあります。
ビタミンC誘導体、一番の魅力は色素沈着赤いニキビ跡の予防&ケアができること
と色々書いてきましたが、管理人的にビタミンC誘導体の一番の魅力はなんといっても、赤いニキビ跡のケアができることです。
色素沈着ニキビ跡のケアって、ビタミンc誘導体以外だと、肌にかなり刺激がかかるケミカルピーリングやマイルドピーリング以外だとできないんですよ。
肌に負担をかけると当然肌が荒れやすくなり、ニキビができにくい肌にはなりません。
肌に負担をかけずにニキビ跡のケアができるということは、ビタミンC誘導体のすごく大きな魅力なのです!
ニキビに塗っておくだけで、ニキビ跡の色素沈着の予防になります。
なので普段はプチプラ化粧水&アイテムで、ニキビができたときだけ、ちょっと背伸びしてビタミンC誘導体系のアイテムを使うのも上手な使い方です。
ビタミンC誘導体は肌が敏感すぎる人だと合わないことがあるのに注意!
ビタミンC誘導体の注意点として、肌が敏感すぎる人の中には使うと赤くなったりしてしまうこともあります。
肌に浸透する分、肌に合う合わないが比較的はっきり出やすいのが理由です。
ただ使う前に、肌に合うか合わないかはわからないので、試してみるしかありません。管理人と、管理人の友人は特に肌に合わないという人はいませんでした。
どちらかというと、肌が乾燥するという人の方が多いようです。
というのも、ビタミンC誘導体が皮脂の過剰分泌を和らげる働きがあるためです。
その問題をカバーするために、ビタミンC誘導体を主成分とする化粧水や美容液の場合、オイルを良いものを使ったり、ヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿成分を一緒に配合して保湿力を高めているものがほとんどです。
ビタミンC誘導体の化粧水&美容液を5つ紹介
その1、オバジcセラム
有名なオバジCシリーズ。ハイパーブライトニングC処方を謳っているロート製薬のビタミンC誘導体美容液。
高くてなかなか手が出ません・・・涙
ビタミンEも配合されているので、ニキビ用というよりも毛穴&美白用にオススメ
2、ドクターシーラボ VC10ポアホワイトローション
ドクターシーラボのVCローション。これも有名なアイテム。化粧水です。
150mlで4700円という高価格化粧水。一回勇気とお金を出して買ってみましたが結構良かったです。
毛穴引き締め&美白系の化粧水。当然超ケチケチ&チビチビ使ってました。
3、ETVOS エトヴォス アクネVCローション
コレも有名、ミネラル系化粧水で有名なエトヴォスのVCローション。ニキビケアに特化しています。
アクネと名が付いていますが、ニキビで使う人よりも美白&ブライトニングで使う人が多いです。
さらっとした使用感。個人的にもうちょっと保湿力がある方が使いやすいかも。夏場ならちょうど良いテクスチャー。
4、nov ACアクティブ
常盤製薬が出しているNOV ACアクティブというニキビケア基礎化粧品ライン。リニューアルしてビタミンC誘導体とビタミンE誘導体が配合されました。
サリチル酸&グリコール酸というピーリング系化粧品にビタミンC誘導体が配合されているのは珍しいんですよね。
ビタミンC&Eの皮脂過剰分泌を抑える効果とピーリング効果の組み合わせなので、オイリー肌の人や男性にお勧め。
(ピーリングの中では)低刺激ですが、メカニズム的には比較的刺激は高めなので、敏感はや乾燥肌の人が使うときは肌の状態を見ながら使った方が良いです。
5、ビーグレン Cセラム
個人的に神アイテム。肌への成分浸透力にこだわることで有名なビーグレンの美容液Cセラム。
ニキビ&赤い色素沈着のニキビ跡に悩む人には特に人気&オススメ。管理人も何本リピ買いしたかわからない・・・
ビーグレンは洗顔もいいんですよね。チェックしてほしいメーカーです。
6、VCローション
こちらも有名なシーボディというメーカーが出しているVCローションシリーズ。
最近買ってみたんですが、思いの外良くてリピ買いしてしまいました。APPSよりも機能的にも優れていて、ビタミンC誘導体の配合率も高く、使用感も良いので、個人的に最近気に入って使っています。
洗顔=化粧水、美容液までありますが、個人的に逸品なのが化粧水。コスパも比較的良いため、バシャバシャ使えるのが◎。
ビタミンC誘導体のまとめ
- 肌に浸透しないビタミンCを、浸透するように改良したものがビタミンC誘導体
- 作るのが難しいため、作れるメーカーが少ない
- 肌のキメを整え、皮脂の過剰分泌を抑える効果あり
- ニキビの赤みに効果あり。ニキビ跡の予防に◎
- 注意点は成分が浸透する分、敏感肌の人などで肌に合わないと赤くなることもある。
- 皮脂の分泌を抑える効果があるので、保湿力が高めのアイテムを選ぶと◎
このページで出てきた、管理人お気に入りビタミンC誘導体アイテム
ビーグレン Cセラム
大事なのは「成分の量」ではなく、
どれだけ肌に成分が届くか?にこだわったメーカー
成分の濃度ではなく「浸透力」にこだわり、麻酔医療技術を基礎化粧品作りに応用しているのがビーグレンです。
他の化粧品メーカーが真似できず、知る人ぞ知る基礎化粧品メーカーです。美容液Cセラムはビーグレンニキビケアに含まれています。管理人お気に入りアイテムです。
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