ニキビ跡は化粧品で治ったり消える?という疑問を解説
はじめに
このページでは、「ニキビ跡を治したい」と思う人のために
- ニキビ跡がどうしても気になる
- なんとか綺麗に治したいし消したい・・・
- だけど美容クリニックなどで何十万円もする治療を受ける勇気はない
- 極力自宅でケアできるならなんとかしたい
という疑問について解説しています。
管理人も過去ニキビ跡がどうしてもなかなか消えず、「美容クリニックでケミカルピーリングやレーザー治療を受けるか?」「自宅で基礎化粧品で地道にケアをしていくか?」で悩んでいた時期がありました。
色々調べたり失敗もしましたが、色々試したり勉強した上で、自宅で基礎化粧品を中心としたケアを選び、結果としてかなり肌がキレイになりました。
間違った方向違いのケアをすることで、肌が荒れた時期もありました。
そういったことも踏まえつつこのページでは、「自宅で基礎化粧品を中心にニキビ跡をケアしていくことの注意点や大事なこと」について解説していきます。
他のページ同様、長くなっていますが、時間がないときは流し読みして、気になる部分が見つかったら読んでみてください。
ニキビ跡は基礎化粧品が治すのではなく、肌の再生力が徐々に消してくれる
結論から言ってしまうと、基礎化粧品でニキビ跡を直接消したり治したりすることはできません。
ニキビ跡は、肌がターンオーバーを繰り返す過程で少しづつ薄くなっていくものだからです。
(他のページでも書いていますが)美容クリニックや美容皮膚科でのニキビ跡治療も、肌をわざと傷つけることで肌の再生をうながすというメカニズムです。
自宅で基礎化粧品を使っても美容皮膚科での治療など、どんな方法でも肌の再生力をいかに促進していくか?がニキビ跡の治し方です。
これはニキビ跡をキレイに消したり治していく上で、すごく大事なことなのでぜひ覚えておいてください。
ニキビ跡ケアで基礎化粧品を使う目的は、肌を本来の正常な状態に戻すため
基礎化粧品メーカーが頑張ってるので、今は昔と違って基礎化粧品がきちんとした機能を持つようになってきています。
(もちろん全てがそう言ういいアイテムというわけではありません)
ニキビは色々な原因でできますが、大きく分けると「遺伝」と「体調の変化による肌環境の悪化」の2つだけです。
遺伝というのは、普通の人よりも肌が敏感であったり、皮脂と水分のバランスが良くないのでニキビができるということです。
遺伝であろうが体調の変化であろうが、肌環境が悪いと「ニキビができやすく、ニキビが治りにくく」なります。
逆に肌の環境が良いと「ニキビができにくく、ニキビは治りやすく」なります。
肌のターンオーバーが正常に行われるからです。
なので、ニキビ跡を基礎化粧品でケアしていくには、肌に合うスキンケアアイテムを見つけることがすごく大事なんです。
ニキビ跡は角質層のさらに奥までダメージやニキビの赤みが残ってしまっているので、ニキビができない強い肌を維持しつつ、肌がサイクルを重ねて入れ替わるのを待つのがニキビ跡ケアの大事なことになります。
「ニキビがニキビ跡に発展すること」と「ニキビができること」の2つを基礎化粧品で防ぐことがとても大事
ちょっと色々書いてきましたが、自宅でのニキビ跡ケアの基本は
「ニキビがニキビ跡になるのを防ぎながら、新しくニキビができることを防ぐ」
これだけなんです。
だんだん肌がキレイになっていくというイメージです。とにかく新しくニキビができないように、日頃のスキンケアを地道に頑張ることがすごく大事です。
ただ、残念ながら1ヶ月2ヶ月ではニキビ跡はキレイになりません。
肌の調子が良くても最低でも半年〜1年はかかります。
本当に残念なんですけど・・・
(これは美容クリニックでケミカルピーリング治療などを行っても同じくらいの時間がかかります。)
なんでこんな話をするのか
ここまでで
ニキビ跡を消すのは時間がかかる
基礎化粧品でニキビ跡を消すのは難しい。
基礎化粧品の役割は、ニキビができるのを防ぎつつ、肌の再生力を維持することにある
という解説をしてきました。
なんでこんなことを書いてきたのかというと、「ニキビ跡は基礎化粧品で治ったり消える」と思いながら情報収集をすると、高確率で刺激の強いニキビケア基礎化粧品を使って肌を痛めてしまうことになるからです。
管理人も散々過去に痛い目にあってきたんですが、ニキビケア基礎化粧品は、「肌に多少負担をかけてでも、今あるニキビをケアすることを重視しているもの」と「肌が本来持っている力を引き出し、強い肌を維持することで肌をキレイにしていく」という二つのものがあります。
基本的に「肌に多少負担をかけてでも、今あるニキビをケアすることを重視している」タイプの基礎化粧品は、長く使い続けるものではありません。
というのも、このタイプのニキビケア化粧品は、使っても肌への刺激が強く肌に負担がかかるぶん、ニキビが良くなっても「ニキビができやすく、治りにくい肌質」自体は変わらないからです。
なので、刺激が強いタイプの化粧品でスキンケアをしていると、ニキビ跡はすごくキレイにしづらいです。
肌が乾燥しやすい分、使い方を間違ったり肌に合わないとニキビが悪化したり、よりニキビ肌になります。
使う側にスキンケアの知識が必要とされるタイプのアイテムなんです。
こうならないためにも、
「ニキビ跡をキレイにするのは肌の力であって、基礎化粧品はあくまでも良い肌の環境を維持するためのもの」
という目線でニキビ跡ケアをするためのアイテムを選ぶことがすごく大事です。
赤い色素沈着のニキビ跡も、凸凹クレーターニキビ跡もケアの基本は保湿、保湿、保湿!
ここまでは
肌のバランス、水分と油分のバランスが崩れると肌が弱ってニキビができやすくなる
ニキビができて、その治り方がうまくいかないとニキビ跡になる
ニキビ跡をキレイにしていくのはあくまでも肌の再生力である
肌の再生力は健康な肌であればあるほど正常になる
というお話でした。
「健康で肌が強い状態ってなに?」という話になるのですが、
これを一言で言ってしまうと「肌の水分」、つまり「保湿」がすごく大事だということになります。
というのも、ニキビはもちろん、シミやくすみ、しわなどの肌のトラブルは「肌の水分不足」が原因であることがほとんどだからなんです。
例えば、皮脂の分泌される量が多い脂性肌やオイリー肌。
皮脂が多く分泌される理由は(思春期の頃は別として)、肌の水分が足りていないため、体が肌の水分を逃がさないように皮脂を多く分泌しているからなんです。
逆に肌の水分不足をカバーするために、皮脂をそこまで分泌しない人は乾燥肌になります。
肌の水分がないと、肌の中の水分と油分のバランスが崩れてしまい、その結果としてニキビができてしまいます。
そうなると当然肌のターンオーバー(肌の再生)も乱れます。
なのでニキビケアで多い、「アクネ菌や雑菌を殺菌する力はあるけど、保湿力はない」というタイプの基礎化粧品を普段使いするのは避けるべきです。
ニキビ跡をキレイにしたい場合は特に。
もちろん保湿力さえあればなんでもいいというわけではありません。
しかし、保湿重視のスキンケア、ニキビケアに変えるだけで(人と肌質によるんですが)ニキビの治り方はかなり早くキレイになります。
何よりニキビがニキビ跡になることが少なくなります。
できる限り毎日使う「普段使い」するものに関しては保湿に重点を置いたアイテム選びをしてください。
洗顔後は化粧水はもちろん、美容液、乳液まで使って、必ず肌の状態を整えてください。
AHAなど「ピーリング」系の洗顔や化粧水にはちょっと注意が必要
ニキビ跡を基礎化粧品でキレイにしたい時、注意してほしいのが「AHAやグリコール酸などをはじめとする、ピーリング系のアイテム」です。
ピーリング系アイテムというのは、ニキビ跡治療のケミカルピーリングを化粧品で使えるくらいピーリング成分を薄めた洗顔石鹸や化粧水のことを言います。
角質柔軟剤とも呼ばれています。もともとは、かかとのゴワゴワを解消するのに使われていたものです。
薬品でわざと肌の角質を溶かすことで肌を傷つけ、肌の再生を早めるというメカニズムで、ニキビケア基礎化粧品でよく使われています。
マイルドピーリングなんて呼ばれていて、ニキビ跡治療でも使われているメカニズムを基礎化粧品にも応用しているので、魅力に感じる人も多いです。
でも、ちょっと使い方に注意が必要なのが、ピーリング系の洗顔や化粧水なんです。
というのも肌に負担がかかるのと、何より保湿力がないものが多いので、自分の肌について熟知していたりスキンケア慣れしている人向けです。
ニキビ予防の効果はあるのですが、使うと肌が乾燥しやすかったり、敏感肌だと肌が荒れることも多く、「ニキビのできにくい肌の状態を正常にする」という意味では、ちょっと使う人を選ぶアイテムなんです。
ニキビのできにくい肌にしなければ、ニキビ跡もキレイになりません。
なので、マイルドピーリング系のアイテムは、使う側にスキンケアの知識が必要だということは覚えておいてください。
長くなったので最後にまとめます。
ニキビ跡はすぐには治らない。半年から一年かかることを覚悟する
ニキビ跡をキレイにするのは基礎化粧品ではなく肌の再生力
基礎化粧品の役割は肌を健康で正常な状態にすること
ニキビ肌を改善しないと、ニキビがニキビ跡になっていくので肌はキレイにならない
日頃のマメなニキビケアがかならず必要。地道にケアすればいずれキレイになる
次のページでは
「ニキビ跡をケアするには、どんな基礎化粧品を使えばいいのか?どんな成分がいいのか?」
について解説していきます。
ルナメアACでニキビ跡は消える?消えない?理由とケア方法を解説
ニキビ跡レーザー治療を受けるのはちょっと待って!費用やリスクを冷静に分析!
VCローション&VC化粧水でニキビ跡は消える?買う前に注意点を