ニキビケア化粧水と普通の化粧水は何が違うの?という疑問をわかりやすく解説

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このページでは、

  • ニキビを早く治したいけど、あまり刺激が強い化粧水は使いたくない
  • ニキビケア用の基礎化粧品をつかうのがはじめて。普通の化粧水との違いを知りたい
  • そもそもニキビは化粧水で治るの?

・・・などなど

という疑問について解説しています。

「メカニズムをきちんと知ることで自分の肌にあったものを選べるのが理想」という考えから、他のページと同じようにちょっと長くなっています。

サーッと流し読みをしてみて、気になる部分があったら読んでみてください。

まずとっても大事なお話

すごく大事なことなんですが、どれだけ良いニキビ用の化粧水を使っても、「ニキビがすぐに治る!!」ということは基本的にはありません。

管理人も最初勘違いしてましたし、すごく残念なんですけれども・・・

というのもニキビ化粧水はニキビを治すものではなく、保湿をしながらニキビの治りを早めたり、ニキビができにくい肌質にすることが目的だからです。

これは化粧水に限らず、洗顔や美容液にも言えることです。

ニキビを治すのは体や肌の再生能力なんです。

特にスキンケアをしていないのに肌が綺麗な人っていますよね?

あれは(体質や生まれつきの部分もありますが)肌のバランスがニキビができにくく、できても治りやすい健康的な肌バランスをしているからなんです。

化粧水というのは、ニキビの悪化を止めつつ、健康な理想的な皮脂と水分バランスの強い肌環境にするためのものです。

だからと言って「ニキビケア用の化粧水を使っても意味はないの?」というわけではありません。

ということでここから、普通の化粧水とニキビ用の化粧水の違いについて解説していきます。

ニキビケア用の化粧水と普通の化粧水の違いは「抗炎症効果」

ドラッグストアやインターネットを見てみると、本当に色々な化粧水があります。

色々な人が色々なことをおっしゃっていますが、ニキビ専用の化粧水と普通の化粧水の一番大きな違いは、「ニキビの炎症を和らげる効果効能」があるかどうかです。

ニキビというのは原因はなんであれ、毛穴が炎症を起こしている状態にあります。

もともと化粧水というのは、肌の外側から洗顔で失われた水分を補給することが目的です。

肌の保湿機能に加えて

「炎症を和らげる成分」が配合された化粧水をつけることで「肌の外側からニキビの炎症を沈静化させる」

これが、普通の化粧水にはないニキビケア化粧水がスゴイところなんです。

ただ、「ニキビに効く、ニキビに効果があると言われている化粧水」にも、実は使う前にちょっとだけ注意した方が良いことがあります。

効果がある分「肌への刺激もある」のがニキビケア化粧水

これはニキビケア化粧水にかぎらず、美白ケア化粧品などにも言えることなんですが、

じつはニキビ用の化粧水は、ニキビに効果がある分、ちょっとだけ肌への刺激が強いんです。

「肌への刺激が強い」というのはどういうことかというと、簡単にいうと肌が乾燥しやすかったり、肌がすごく弱い人だとピリピリして赤くなることもあるということです。

化粧水だけではなく、ニキビケア基礎化粧品は普通のプチプラ化粧品などと違い、効果があると国が認めた成分を配合しています。

医薬部外品と呼ばれる、ちょっとした薬のようなものなんです。

薬というのは、効果がある反面、必ず副作用があります。

これは(効果がある成分を薬効成分と呼ぶのですが、)どの薬効成分も例外はありません。

もちろん化粧品なので、効果も副作用もお医者さんで処方してもらう薬ほどではありません。

ただニキビケアのように機能性の高い基礎化粧品は、実は使う側にちょっと知識が必要だったりするんです。

メーカーや価格帯によって肌への刺激や、肌との相性は全然違う

ちなみにこのニキビケア化粧水の肌への刺激は、化粧品メーカーによってかなり違います。

これには、いろいろな理由があるんですが、簡単にいうと、

メーカーによって、ニキビへの考え方&ケアに対するアプローチ方法が違う

なので、成分や採用しているメカニズムが違うものが多い

というのが大きな理由です。

というのもニキビの原因は皮膚科でも未だによくわかっていないんです。

毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こしてできるのがニキビなんですが、「なんで毛穴に皮脂が詰まるのか?」「なんでニキビができやすい人とそうでない人がいるのか?」

については実は今もよくわかっていないんです。

最近では、基礎化粧品メーカーが自分たちで研究しているところも出てきています。

なかでも、ルナメアACを作っているフジフィルム、ビーグレンシリーズを作っているビーグレン・ラボラトリーズ、オルビスなどの化粧品メーカーは、自分たちで研究機関を持って、ニキビについて研究しているすごく真面目な化粧品メーカーです。

NOVシリーズの常盤製薬なんかは全国の皮膚科と提携してニキビケア化粧品の開発改良に取り組んでいます。

最近はこういうこだわりのある化粧品メーカーって、すごく少ないんですけど。

肌に合った化粧水に変えるだけで、すごく肌質が改善する

化粧水は、洗顔と違って肌との相性で効果の実感がかなり変わってきます。

肌に直接つけるものなので、個人差が出てきやすいということです。

「口コミが良いものを買って使ってみたのに、自分には全然合わなかった・・・」

「むしろ自分はニキビが悪化した・・・」

という経験って誰にでもあると思うんですけど、これって肌の状態が全く違うのが理由なんです。

自分の肌に合わない化粧水を使っていると、ニキビも悪化しますし、いつまでたっても肌が落ち着きません。

ここからは「じゃあ、自分の肌にあった化粧水ってどうやって見つければいいの?」というお話です。

自分の肌質や年齢から、ニキビへの成分メカニズムを見て選ぶ

「自分の肌にあったニキビケア基礎化粧品はどうやって選べば良いのか?」については他のページでまとめているので、ここではちょっと簡単にポイントだけ解説していきます。

思春期ニキビと呼ばれる10代のニキビは

肌の新陳代謝も活発で角質が厚く、肌の比較的丈夫なため、殺菌成分強めのものから、ピーリング系、保湿系とどれでも気に入ったものでOK。

20代〜大人ニキビ

20代後半になると角質が薄くなってくるので、サリチル酸など殺菌成分の強いものや、AHAなどピーリング系は避ける。保湿力重視で。

30歳以上のニキビ

殺菌系、ピーリング系は基本避ける。低刺激で保湿力のあるものを選ぶ。

新陳代謝が落ちており、ニキビも治りにくく、ニキビ以外の肌トラブルも起きやすいので、ワンランク上のものを使うのがオススメ。

月経や生理前後、出産に伴うニキビ

肌の問題というよりも、体質の変化の問題なので、ちょっと治りにくい。

刺激の強い殺菌系やピーリング系は避ける。保湿力重視が基本。

とすごく簡単に解説しました。

詳しく書くと長くなるので、ニキビ化粧水の選び方については他のページで解説しています。

気になる人はそちらを読んで見てください。

オススメだけ知りたいという人はランキングページをのぞいててください。

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ハトムギ化粧水がニキビに効くと言われている理由と使うときの注意点

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